2020.12.08

元気な100歳以上に聞いて分かったお手本にすべき“健康維持の3本柱”

おはようございます。



日本は高齢化と言われるように

今年9月1日の時点で100歳以上の

高齢者は前年比+9176人の8万450人

と増加しています(厚労省発表)。



そのような中元気な100歳以上の人

の健康長寿の秘訣を調査した結果

「食事」「運動」「交流」が

健康維持の3本柱として多く

挙げられていることが分かりました。

調査は2016年~2019年の4

年間にわたり、毎年、全国の

元気な100歳以上の男女100人と

その家族・近親者の合計400人に

実施。年度ごとに異なる質問をし

その生活実態について本人への

ヒアリングや家族に質問用紙での

自記入式で回答してもらいました。

今回、この4年間の調査結果をまとめ

2020年度版として発表しました。



<食事>

食生活で最も効果がある健康維持の

取り組み1位(2018年調査)に

あがったのは「三食欠かさず食べること」(41.0%)。



「70歳の頃はどうだった?」とも

質問をしたところ現在と同様の

結果となり、また2017年調査では

元気な100歳以上の94%が

三食欠かさず摂取、78%は

三食+おやつまで食べていると回答。

このことから三食の食事が長年習慣化

されていることが分かりました。



また食事内容を聞いた2019年の

調査では、3日間の食事900食

(100人分)のうち、約9割の

食事で「たんぱく質」をしっかりと

摂取されていることが判明しました。



特に「鶏・うずらなどの鳥の卵」

(31.9%)を始めとした、「牛乳」

「ハム、ソーセージ、ベーコンなど

肉の加工品」などの動物性たんぱく質を

含む食材が上位を占め、この

「たんぱく質」が筋肉量を維持し

健康な体を支えていることが

見受けられるというそうです。

なお、植物性たんぱく質では

「豆腐(厚揚げ等も含む)」が

上位にあがっていました。



<運動>

「健康維持や体力維持」のために

最も役立っていること(2018年調査)

を聞いたところ1位は

「体を動かすこと」(62%)。



「人生を楽しく生きていく上で

大切にしてきたこと」への問いには

97%が「身の周りのことを

自分でするよう意識」と回答し

約5割が「仏壇へのお供え」などの

日課や役割等のルーティーンを

持つとのことでした(2017年調査)。



無理のない運動を毎日継続する

ことが健康維持の秘訣で

日課や役割等のルーティーンを

持つことで、毎日程よい運動を

することがいいそうです。



<交流>

また「人生を楽しく生きていく上で

大切にしてきたこと」については

「家族と一緒に過ごす」(95%)や

「おしゃべりする」(84%)との回答も。



会話頻度を調査(2018年調査)

したところ、同居者とほぼ毎日

会話する人は85%、家族や友達の

相談にのることがある人が36%

いることが判明(2019年調査)。

コミュニケーションを大切にし

積極的にとっていることが

調査からも分かります。



調査結果をみると、食事や運動などの

基本的な要素が健康長寿への秘訣に

なっているのがよく分かります。

年老いてもますます元気で意気

盛んでなければならないという

ことわざ「老いてはますます

壮んなるべし」とあるように

高齢だからこそ元気に日々を

楽しんでもらいたいです。

実際に元気に100歳を迎えている人

たちから学ぶことは多いはずです。



本日もご覧いただきありがとうございました。