2019.05.21

世界最大の負圧密閉式テント

鴻池組、トータル環境、今泉テント、環境リースの4社は

練馬区にある光が丘清掃工場の建て替え工事で建設した

仮設テントが2018年12月26日付で

世界最大の負圧密閉式テント

(Largest negative pressure containment tent)として

ギネス世界記録に認定されたことを公表。

ギネスのワールドレコードに登録されたテントは

長さ150×幅77.30×高さ45.90m

体積は43万1545.30㎥。



1983年に竣工した光が丘清掃工場は、施設の老朽化による

建て替え工事を2016年6月に着手。



2018年9月までの既存施設の解体工事を経て

建物、煙突、プラント、外溝/植栽の工事を順次進め

2021年3月の完成を目指している。



発注は東京23区清掃一部事務組合で、設計・施工はタクマ・鴻池JV。



清掃工事の立地する光が丘は、戦時中に飛行場だった跡地を

GHQがグランドハイツ(家族住宅)として利用し

1973年に米軍から国へ全面返還された土地。



その後、東京都住宅供給公社の都営住宅や

日本住宅公団(現・都市再生機構)が供給した公団住宅として

総住宅戸数1万2000戸の大規模団地「光が丘パークタウン」が整備。



そのため、解体工事の際は、周辺が住宅地であることを考慮し

超大型の仮設テントで清掃工場全体を覆った。



テント内は、集じん機によって負圧にした状態で

200t級の超大型解体機で解体した。

また、高さ150mの煙突の解体は、内筒を解体した後

コンクリート製の外筒を移動式足場の中でワイヤソ-を使い

ブロック状に切断。



切り出したブロックをタワークレーンで煙突内部を通して降ろし

地上の仮設テント内で破砕、分別した。



世界最大のテントによって、周辺環境への影響を最小限にとどめ

安全かつ効率的に既存建物の解体が完了した。



テントは既に役目を終え取り壊されている。

解体の対象施設は、工場棟をはじめ

計量棟/洗車棟/危険物保管庫などから成る付属施設

鉄筋コンクリート造の煙突。



工場は、150t/日の焼却能力を有する焼却炉2基を備え

構造規模は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で

地下2階・地上5階(高さ約40m)建てだったそうです。





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