2019.06.22
「こう言えばよかったんだ!」新しい職場に溶け込むコツ

おはようございます。
本日もご覧いただきありがとうございます。
転勤や異動、転職などで、この春から新しい職場で働いているという人もいらっしゃるでしょう。
新しい職場に溶け込むうえで重要なのが、人間関係の構築です。
シリーズ累計131万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、新しい上司や部下と円滑にコミュニケーションを取れるようになる「伝え方」を教えてもらいました。
「新しい職場に溶け込む」伝え方のコツ
人間関係の良し悪しは、仕事へのモチベーションを大きく左右するものです。
例年この時期は、新しい環境になかなか馴染めず「前の職場のほうがよかった」「もう辞めたい」と悩む人が増える時期です。
企業側も、人間関係が仕事へのやる気に影響を及ぼし、ひいては業績をも左右することを理解しています。
コミュニケーションを少しでも円滑にするため、各社さまざまな取り組みを実施していますが、実はコミュニケーションの課題も、「伝え方」の技術を使うことで解消することができます。
ぜひ上司、部下と円滑にコミュニケーションが取れる「伝え方のコツ」をつかんで、職場環境をより良くしていきましょう。
上司と円満な関係を築く「伝え方」
勤務先が変われば、社内システムの仕様も大きく変わります。
しかし、マニュアルだけでは理解しきれない場合もあります。
使い方がわからないと仕事に支障をきたすおそれもあるので、上司に質問したいところですが、
×「社内システムの使い方を教えてください」
とストレートに伝えるのは避けたいものです。
もちろん、この伝え方で快く対応してくれる上司もいるとは思います。
でも内心で「今忙しいのになあ…」「バタバタしているときに、面倒くさい」などと思われてしまう恐れもあります。
こんなときは、こう言ってみてください。
〇「早く藤原さんのお役に立てるようになりたいので、社内システムの使い方を教えてもらえませんか?」
これは「相手の好きなこと」という伝え方の技術を使っています。上司の藤原さんにとって、部下が役に立ってくれるようになるのは嬉しいこと。
「もちろん、いいよ。どのシステムの使い方を知りたいの?」などと言ってくれやすいでしょう。
伝えたい内容は、上記2つとも同じ。
しかし伝え方の技術をもとに伝えれば、相手の印象はがらりと変わるのです。
新しい環境で、慣れない仕事が山積みになり、すっかり疲弊してしまった…という人もいらっしゃるでしょう。
慣れるまで少し仕事を減らしてもらえるとありがたいですが、
×「仕事が多すぎるので、減らしてください」
と直球で伝えてしまっては、「能力が足りないのでは」と不安に思われたり、「やる気が感じられない」とマイナス印象を持たれたりしてしまう恐れがあります。
そんな場合は、こんな伝え方をしてみてください。
〇「一つひとつの仕事のクオリティを上げたいので、業務量についてもう少し配慮していただけませんか?」
これも、伝え方の技術「相手の好きなこと」を使っています。
「仕事のクオリティを上げたい」というのは、上司としては嬉しいことです。
相手が好きなこと、嬉しいことをもとに伝えているので、好印象を与えるうえに上司も「イエス」が言いやすくなります。
もちろん、「こう伝えれば100%言うことを聞いてくれる」というわけではありません。ただ、伝え方を工夫するだけで「イエス」の確率をぐんと上げることができます。少なくとも、「この人はやる気がなさそうだ」と受け取られることはありません。
「働き方改革」の一環で、残業時間に上限を設けて厳しく規制している企業も増えていますが、新しい仕事を覚えるためにもう少し残業したい、もっとバリバリ働いて早くみんなに追いつきたい…と思っている人もいるでしょう。しかし、
×「残業させてください!」
とストレートに伝えたところで、時代の流れが明らかに「残業削減」の方向にある中、「いいよ」と言ってくれる上司は少ないでしょう。
そんなときは、こう伝えてみてはいかがでしょうか。
〇「山本課長みたいに、クライアントを唸らせる企画が出したいんです。今月だけ、残業を認めてください」
これは「認められたい欲」という伝え方の技術を使っています。人は、認められると相手の期待に応えたくなるものです。「山本課長みたいにクライアントを唸らせる企画が出したい」と言われれば、山本課長もその思いに応えたくなり「わかった。今月は頑張ってみなさい」と言いやすくなります。
部下といい関係性を作る「伝え方」
「上司に飲みに誘われるのがイヤ」という20代の若手が増えています。仕事とプライベートはしっかり切り分けたいというのが理由のようですが、「飲みニケーション」で仕事でのコミュニケーションが取りやすくなることも、実際にはあります。そこで、お酒を酌み交わしながら関係性を深めたい…と思った上司が、部下に
×「中川君、飲みに行こうよ」
とド直球で伝えたら、「何でですか?」と返されてしまった…という、笑うに笑えない実話を聞いたことがあります。
そんなときは、このように伝えてみてはいかがでしょうか。
〇「焼き鳥がすごくうまい店があるから、一緒に行かない?」
これは伝え方の技術「相手の好きなこと」を使った伝え方です。
事前に相手が好きな食べ物をリサーチして、それをもとに伝えるのがコツ。
焼き鳥好きな部下であれば「すごくうまいならば、行ってみたいな」と前向きに検討してくれるでしょう。
さまざまなシーンでの「伝え方」を解説しましたが、関係性の浅い相手に対して有効なのは、「相手の好きなこと」という技術。
相手にいい印象を与えられるうえに、イエスをもらいやすいので、まずは「相手の好きなこと」で考えてみるのがお勧めです。
さらに「認められたい欲」の技術を使いこなせれば、すぐに新しい環境に馴染め、上司や部下ともいい関係性を築けるようになりますよ。
それでは本日も一日頑張りましょう。
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株式会社 曽我工業
【電話番号】
048-475-9000
【住所】
〒352-0023
埼玉県新座市堀ノ内1-4-35
【営業時間】
08:00~18:00
【定休日】
日曜日・GW・夏冬
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転勤や異動、転職などで、この春から新しい職場で働いているという人もいらっしゃるでしょう。
新しい職場に溶け込むうえで重要なのが、人間関係の構築です。
シリーズ累計131万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、新しい上司や部下と円滑にコミュニケーションを取れるようになる「伝え方」を教えてもらいました。
「新しい職場に溶け込む」伝え方のコツ
人間関係の良し悪しは、仕事へのモチベーションを大きく左右するものです。
例年この時期は、新しい環境になかなか馴染めず「前の職場のほうがよかった」「もう辞めたい」と悩む人が増える時期です。
企業側も、人間関係が仕事へのやる気に影響を及ぼし、ひいては業績をも左右することを理解しています。
コミュニケーションを少しでも円滑にするため、各社さまざまな取り組みを実施していますが、実はコミュニケーションの課題も、「伝え方」の技術を使うことで解消することができます。
ぜひ上司、部下と円滑にコミュニケーションが取れる「伝え方のコツ」をつかんで、職場環境をより良くしていきましょう。
上司と円満な関係を築く「伝え方」
勤務先が変われば、社内システムの仕様も大きく変わります。
しかし、マニュアルだけでは理解しきれない場合もあります。
使い方がわからないと仕事に支障をきたすおそれもあるので、上司に質問したいところですが、
×「社内システムの使い方を教えてください」
とストレートに伝えるのは避けたいものです。
もちろん、この伝え方で快く対応してくれる上司もいるとは思います。
でも内心で「今忙しいのになあ…」「バタバタしているときに、面倒くさい」などと思われてしまう恐れもあります。
こんなときは、こう言ってみてください。
〇「早く藤原さんのお役に立てるようになりたいので、社内システムの使い方を教えてもらえませんか?」
これは「相手の好きなこと」という伝え方の技術を使っています。上司の藤原さんにとって、部下が役に立ってくれるようになるのは嬉しいこと。
「もちろん、いいよ。どのシステムの使い方を知りたいの?」などと言ってくれやすいでしょう。
伝えたい内容は、上記2つとも同じ。
しかし伝え方の技術をもとに伝えれば、相手の印象はがらりと変わるのです。
新しい環境で、慣れない仕事が山積みになり、すっかり疲弊してしまった…という人もいらっしゃるでしょう。
慣れるまで少し仕事を減らしてもらえるとありがたいですが、
×「仕事が多すぎるので、減らしてください」
と直球で伝えてしまっては、「能力が足りないのでは」と不安に思われたり、「やる気が感じられない」とマイナス印象を持たれたりしてしまう恐れがあります。
そんな場合は、こんな伝え方をしてみてください。
〇「一つひとつの仕事のクオリティを上げたいので、業務量についてもう少し配慮していただけませんか?」
これも、伝え方の技術「相手の好きなこと」を使っています。
「仕事のクオリティを上げたい」というのは、上司としては嬉しいことです。
相手が好きなこと、嬉しいことをもとに伝えているので、好印象を与えるうえに上司も「イエス」が言いやすくなります。
もちろん、「こう伝えれば100%言うことを聞いてくれる」というわけではありません。ただ、伝え方を工夫するだけで「イエス」の確率をぐんと上げることができます。少なくとも、「この人はやる気がなさそうだ」と受け取られることはありません。
「働き方改革」の一環で、残業時間に上限を設けて厳しく規制している企業も増えていますが、新しい仕事を覚えるためにもう少し残業したい、もっとバリバリ働いて早くみんなに追いつきたい…と思っている人もいるでしょう。しかし、
×「残業させてください!」
とストレートに伝えたところで、時代の流れが明らかに「残業削減」の方向にある中、「いいよ」と言ってくれる上司は少ないでしょう。
そんなときは、こう伝えてみてはいかがでしょうか。
〇「山本課長みたいに、クライアントを唸らせる企画が出したいんです。今月だけ、残業を認めてください」
これは「認められたい欲」という伝え方の技術を使っています。人は、認められると相手の期待に応えたくなるものです。「山本課長みたいにクライアントを唸らせる企画が出したい」と言われれば、山本課長もその思いに応えたくなり「わかった。今月は頑張ってみなさい」と言いやすくなります。
部下といい関係性を作る「伝え方」
「上司に飲みに誘われるのがイヤ」という20代の若手が増えています。仕事とプライベートはしっかり切り分けたいというのが理由のようですが、「飲みニケーション」で仕事でのコミュニケーションが取りやすくなることも、実際にはあります。そこで、お酒を酌み交わしながら関係性を深めたい…と思った上司が、部下に
×「中川君、飲みに行こうよ」
とド直球で伝えたら、「何でですか?」と返されてしまった…という、笑うに笑えない実話を聞いたことがあります。
そんなときは、このように伝えてみてはいかがでしょうか。
〇「焼き鳥がすごくうまい店があるから、一緒に行かない?」
これは伝え方の技術「相手の好きなこと」を使った伝え方です。
事前に相手が好きな食べ物をリサーチして、それをもとに伝えるのがコツ。
焼き鳥好きな部下であれば「すごくうまいならば、行ってみたいな」と前向きに検討してくれるでしょう。
さまざまなシーンでの「伝え方」を解説しましたが、関係性の浅い相手に対して有効なのは、「相手の好きなこと」という技術。
相手にいい印象を与えられるうえに、イエスをもらいやすいので、まずは「相手の好きなこと」で考えてみるのがお勧めです。
さらに「認められたい欲」の技術を使いこなせれば、すぐに新しい環境に馴染め、上司や部下ともいい関係性を築けるようになりますよ。
それでは本日も一日頑張りましょう。
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